うつ病のチェックは迅速に行ないましょう|晴れやかなココロ

ナース

自己診断の重要性

医師とナース

その兆候を見逃さずに

うつ病はさまざまなストレスを原因として、脳内神経伝達物質の活動が低下する病気です。脳の神経細胞は情報伝達の際、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が働くことでスムーズな活動を可能にしています。それらがうまく働かなくなると、気分の落ち込みが長く続いたり喜びや興味の感情をなくしたりして、うつ病特有の症状が表れるのです。うつ病の症状はある日突然表れるというものではありません。目に見えない形で少しずつ症状が進行し、やがて自分自身や周囲の人が異変に気がつくようになるのです。神経伝達物質の減少はさまざまな症状として表れ、個人差も見られます。気分の落ち込み等は最も普通に見られる症状ですが、その他にも疲労感や倦怠感、不眠、食欲減退または過食、集中力の低下などが挙げられます。悲観的になったり自己嫌悪に陥ったり、情緒不安定の傾向が表れたりするのもうつ病の症状です。以上の中に該当項目が複数あって、なおかつそれが2週間以上続いているようなら、うつ病の可能性も出てきます。日頃から心身の状態をチェックする習慣を身につけていれば、自身の異変にも早く気がつくことができます。うつ病は症状が進行すればするほど治療に時間がかかる病気です。少しでも違和感を覚えたら、精神科か心療内科の医師に相談するのが望ましいと言えます。

受診の前に

自分自身のうつ度をチェックするための自己診断プログラムは、インターネットでも数多く見かけます。それぞれに細かい違いはありますから、試してみる場合は複数のプログラムを併用し、総合的に判断するといいでしょう。実際に精神科や心療内科の病院を受診する際にも、事前にそれらの自己チェックをしてみるのは有益です。診断結果を記録しておいたり印刷しておいたりして、初診の際に持参すれば診察に当たっても重要な資料となります。病院でも初診のときに同様の問診が行われるのが普通ですが、医師による問診はより精度の高い質問から成り立っているものです。それでも事前に自分でチェックをすることによって、うつ病に対する予備知識を得ておくことができます。結果として医師の話もスムーズに受け入れられる可能性が高くなりますし、治療に対する心構えもそれだけ早くできあがるのです。うつ病を発症した患者は心身ともに疲れ果てていることが多いのですから、事前に自分自身の状態を整理しておくことは症状改善に向けても良い効果をもたらします。精神科や心療内科では、高度な知識と豊富な経験を持つ医師や臨床心理士が患者をサポートしてくれます。治療法は確立しており、正確な診断さえできればうつ病は治る病気だと言えます。そのためにも、日頃からのうつ度のチェックは重要になってくるのです。