うつ病のチェックは迅速に行ないましょう|晴れやかなココロ

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知ってますか、気分障害を

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内服上の注意点は何か

精神科の病院や診療所にうつ病と診断されて入院した場合、抗うつ薬などの内服が開始されます。抗うつ薬を内服する場合には様々なチェックポイントがあります。それらをしっかり押さえながら、抗うつ薬と付き合っていくことが回復への近道となります。抗うつ薬で一番にチェックすべきなのは、この薬を内服することで起こる副作用を内服前からしっかり理解ができているかどうかです。抗うつ薬は、神経伝達物質という脳の働きに関与している物質に働きかける薬です。脳に働きかける作用なので、副作用もやはり脳に働きかけることで起こってきます。具体的には気分が悪くなったり、めまいがしたりといったことが起こります。これらの副作用は、大抵抗うつ薬の効果が発揮される前に出現するため、患者は事前の知識がないと驚いて、この薬をよく思わなくなる危険性があります。きちんと医師の指示に従って服用した上で、抗うつ薬を服用する時のチェックポイントとしては、薬を急にやめることができない点も重要です。これは、急に内服をやめることで、薬物の脳内での濃度が変わることにより、副作用が出現する可能性があるからです。毎日決まった時間に内服ができていれば、このようなことは起こらないため、しっかりと定時に服薬を続けることが肝要です。

退院後の治療を知ろう

うつ病と診断されて病院や診療所に入院し、退院できた場合の治療は、通院による薬物療法と作業療法などが中心になります。退院後の薬物療法のチェックポイントは、なんといっても内服がしっかりできているかどうかです。一般に患者は退院した後、入院時より内服を確実に行なえていない場合が多くなります。入院時には内服は看護師が管理し必ず内服するように促しますが、それがなくなってしまうからです。患者は通院時にそのことを必ず医師から質問されるため、内服の状況をしっかり伝える必要があります。ここで医師に虚偽の情報を伝えてしまうと、内服する薬が変化する場合があります。例えば、薬を内服していないことを隠して、うつ症状が再発したと伝えた場合、内服薬は増えてしまいます。これは患者が抗うつ薬などの副作用に苦しむ可能性を高めてしまい、治療上よくないことです。通院時に作業療法に参加することもできます。作業療法は、疾患の治療の一環でもあり、社会復帰後の生活のリズムを取り戻す手段としても活用されています。また、作業療法に来ることによって、様々な人と接することができます。これによって社会とのつながりが維持でき、社会性の回復につながるのです。